繊細な人は繊細ではない人と比べて人と一緒にいると苦しいと感じることが多いです
人付き合いの苦しさは繊細な人の大きな悩みの1つですがなぜ繊細な人は人付き合いで苦しくなるのでしょうか
自分と他の人の考え方の違いを理解していない
繊細な人に限らず人は自分以外の人の考えや感じ方を全部は理解していないので他の人に対して衝突したり傷つけあったりします
例えば自分がAさんから傷つく言葉を言われた時に自分は相手に対して反論をするとします
ですがBさんは泣き寝入りして何も反論をしないかもしれません
他にもCさんはAさんに気にいられてAさんのご機嫌をうかがうことを選ぶかもしれません
自分からしたら傷つくことを言われたのになぜBさんもCさんも反論をしないのかと思うでしょう
そこの考え方の違いを理解していないから人との繋がりの中でぶつかることがあるのです
人は思っている以上に他人に対して理解が浅いのです
繊細な人が考え方の違いを感じて傷つく仕組み
人は相互に理解が浅いのでぶつかりあうということを言いましたがなぜ繊細な人は他の人より傷つきやすいのでしょうか
答えは繊細な人は他の人も繊細な感覚を持っていると思っているからです
例えば友達と一緒にいて街でガラの悪い人とぶつかってしまい、からまれたとします
自分としては関わって傷つきたくないので何を言われてもひたすら謝ることを選んだとします
繊細な自分がそういう選択をしたことを友達も理解しているだろうとどこかで思っています
ですが人はそれぞれ考え方も感じ方も違うので友達も自分と同じように考えるとは限りません
友達は相手に対して腹を立てて文句を言うかもしれません
周りの人が繊細な人と同じような考えをしているとは限らないのです
繊細な人が他の人より傷つく理由
繊細な人は何か選択を迫られた時に刺激の少ない穏便な選択を選びがちです
人から嫌なことを言われても我慢をしようとしてしまいます
なぜなら自分が攻撃されるのは自分に対してよほど嫌なことがあるから言ってくるのだろうと思ってしまうからです
ですが実際には嫌なことを言う人の考えはもっと短絡的で何となくイライラするからとか、ただ誰かに文句を言いたかったというような場合も大いにあります
繊細な人が思うより多くの人は自分の気持ちを出すことにためらいがありません
他の人がどう思うかというのをいちいち考えて行動を考えている人は繊細さんが思うより多くないのです
繊細な人が自分を守る方法
傷つきやすい繊細さんはどのようにしたら自分を守れるでしょうか
自分が思うことと相手が思うことは違うということを知る
相手がイライラしているように見えるときに繊細な人は自分に原因があるのかなと考えがちですが実際には何にイライラしているのか誰にも分かりませんし、そもそもイライラして見えるだけで怒っていないのかもしれません
自分の繊細な尺度で相手を見てしまうと考えなくてもいいことまで推測してしまい、結果として全然見当違いな憶測で自分を窮屈にしてしまいます
初めから他の人の考えや気持ちなどは自分には分からないものだと思うことが大切です
人との距離をきちんととる
繊細な人は自分が望まないのに人から寄られることが多いです
なぜなら受け身になりやすい繊細さんは他の人からするととても居心地の良い存在だからです
ですが繊細さんからすると自分を抑えて相手に合わせていることが多いのでずっと相手と一緒にいると気疲れしてしまうことがあります
繊細さんに必要なのは1人でいる時間を作り他の人に影響を受けない時間を作ることです
自分の価値観をきちんと持っておく
繊細な人は人の感情や言動に影響を受けやすいので心が疲れ切ってしまいます
なので人の影響を受けにくくするため自分の価値観をきちんともっておきましょう
人と違う考え方だと分かった時に自分がおかしいのかなと思うのではなくて相手の意見も一理あるけど自分の考えはこうだとぶれないように価値観をしっかりともっていると人と付き合う時の心の疲労度がグッと減ります
まとめ
繊細な人でなくても現代社会はストレスが溜まりやすい環境です
そのストレスの大きな部分を占めているのが人との繋がりのストレスです
それでも生きている以上、人との関りはずっと続いていきます
避けていくことのできないことならばせめてストレスの溜まりが少ない方法を知って心が穏やかでいられるような人生を送りましょう
