友達は多い方が良いですか?
たくさんの人と繋がっている人は人として優れているのでしょうか?
人はそれぞれ感度が違う
私は一人でいることは悪いことではないと思っています
世の中には人とコミュニケーションをとることに対してたくさんのエネルギーを消費する人たちが一定数います
ここで1つの例をあげたいと思います
あなたがとても気を使う人と二人きりで食事をすることになったとします
そしてその時に食べている食事の味は親しい人と一緒に食べている時と同じ味でしょうか
おそらく違うと感じる人が多いと思います
これは気をつかう相手に対して意識が向いているので食事のことに意識が向かず食事に集中できていないからです
では話を戻したいと思います
先ほど人とコミュニケーションをとることにエネルギーを使う人がいると言いましたが誰にでも同じように気を使うわけではありません
苦手な人には10割気を使って親しい人には2割気を使う人がいる人もいますし、苦手な人にも親しい人にも10割気を使う人がいます
もしあなたが苦手な人も親しい人も10割気を使う人なら誰といても食事を純粋に楽しめることはないでしょう
人と繋がることが良いという価値観
なぜ人は人脈や友達が多いことを良いと思うのでしょうか
それは単純にメリットが多いからです
何かあった時に支えあえる人がいてその人数が多いほど生きやすいことだったり、たくさんの友人がいることで楽しさが増えることなどがあると思います
ただそれが全ての人に当てはまる訳ではありません
例えば人との接し方が濃密な方は人との付き合いが増える度に労力を使い、人と付き合うことに疲れてしまいます
他にも生まれつき繊細な人(HSP)の中の一部にはそもそも人といるだけで神経をすり減らしてしまう人もいます
そのようなマイノリティな人たちがいるのに全ての人は人と繋がっていることが良いというのは少しずれた価値観ではないかと思います
人の作った価値観から抜け出してみる
あなたはご飯をじっくりと味わえていますか
人といることでご飯の味を感じることができなくなっていませんか
一人でいることは良くない、誰かといることが良いという価値観の檻に入って美味しさを感じることのできない食事をしていませんか
機会があればひとりでいるときにじっくりと食事に集中してみてください
ご飯粒ひとつひとつの甘味、野菜の食感、食材のいろどり、それらが舌を通じて美味しさとなって感じるのを確かめてみてください
日頃どれだけ食事の時に食事以外のことに意識が向いているのか分かると思います
もしあなたがそう感じることができる人ならば一人でいる時間、自分の感性を十分に出せる時間をつくるようにしましょう
自分にとって何が良いかを知る
人と繋がることは良いことがあります
友人たちや家族に囲まれて食事をすると幸せだと感じることもあると思います
それならば人脈を広げることも人と過ごす時間を増やすことも良いと思います
ただ、少なからずそれがメリットにならない人がいるということを知っておいてください
そして自分はどうなのかというのを知っておいてほしいです
あなたは毎日たくさんの人たちとパーティーをしていて楽しめますか?
もし楽しめていると思っているのならそれはリア充な自分というのに満足しているだけではありませんか?
もし少しでも疲れたなと感じることがあれば一人でいることを大切にしてみてください
そうすればまた人といるときに楽しいと感じる心が戻ってきます
五感で感じる
最近、星を見て感動したことはありますか?
花の香りを嗅いでうっとりすることや小川のせせらぎを聞いて穏やかな気持ちになったり森林の中の澄んだ空気に触れて心がリフレッシュしたり…
私たちはいつも価値観や固定概念にしばられて生きています
そんな中で窮屈に生きていたら感性は押しつぶされてしまいます
そしてそのまま生きていたら何も幸せを感じられない心になってしまいます
そうならないように固定概念の檻から一歩踏み出してみてください
「こうしないといけない」の考えから少し出てみてください
幸せを感じられる五感を取り戻しましょう