日々生活をしていて体が疲れたと感じることはあると思いますが、心が疲れたと感じることはありますか?
体の疲れは体感で分かりやすいですが心の疲れはなかなか自分で感じることはできません
ですが心の疲れを放っておくと活力が湧かないだけでなく病気になったりします
心の疲労と回復法を知って活力のある毎日をおくりましょう
心の疲労と体の疲労の違い
まず心の疲労が体の疲労よりなぜ感じにくいのか知っておきましょう
痛みを感じるか感じないか
1つは痛みを伴わないことがあげられます
体は動かし続けていくとある段階から筋肉痛として痛みを伴い、そこで体の限界を感じることができます
ですが心はどんなに疲弊していても痛みとしての限界を感じることはありません
なのでどこまでも心の疲労を溜め込んでしまうのです
疲れと回復のサイクルの違い
体は疲れた時に自覚するのに早くて数時間から遅くても2日程で疲れを感じます
ですが心は疲れても自覚できるまでに時間がかかります、あるいは体の不調が出て初めて心の疲れが溜まっていたと感じることがあります
また心の疲れは一度溜まってしまうと回復するまでに長い時間がかかります
重度の心の疲労の場合は数ヶ月以上、回復に要することもあります
なので心の疲労は体の疲労より感じにくいのです
ですが心の疲労も体の疲労も溜まっていくとパフォーマンスが下がるのは同じですし疲労が溜まり続けると病気になるのも同じです
心の疲労の溜まり方に個人差がある
体の疲れは体力がある人ほど疲れにくく、それぞれ個人によって疲れの溜まり具合が違います
それと同じように心の疲れの溜まり具合も個人差があります
例えば同じ仕事をしていて同じプレッシャーを受け続けていても何ともない人もいれば精神的に参ってしまう人もいます
それは心の体力の差ではなくストレスを受けやすいかどうかの差なのです
なので一概にストレスを受けたからと言って皆が同じように心が疲弊するのではないので客観的に心の疲労は分かりにくいのです
心の疲労との向き合い方
心の疲労の溜まり方は個人差があると言いましたが、まずは自分がストレスを受けやすいかどうかを知っておきましょう
そしてどの程度のストレスならば許容できるのかを知っておく必要があります
例えば仕事をしている人ならば毎日仕事をして休日を迎えた時に体が元気でも気持ち的に全く何もしたくないようであったら心の疲労は自分の許容量を超えていると言えます
そのような状態が一時的なものならばよいのですが、永続的に続くと体調を崩すきっかけになります
自分のストレスの許容度を知る
自分がどの程度のストレスなら受け止められるか時々自分の体調を振り返ってみましょう
比較する対象は自分の中で一番気持ちが元気だった時が良いです
元気だった時の自分はいろいろなことにやる気があり、趣味にも没頭でき、ご飯が美味しくて毎晩熟睡できていたでしょう
その時と比べて今は活力が湧いていますか?趣味に打ち込めていますか?熟睡はできていますか?
それができているかどうかで今の自分の抱えている心の疲弊度が分かります
一つ言いたいのは比較するのは必ず過去の自分と比較してください
なぜかというと他の人と比較することは意味がないからです
他の人と自分は元のストレスの許容度が違うので全く参考にはなりません
あの人はストレスに耐えられているから私も耐えられるはずということはないので他人と比較しないようにしましょう
心の疲労はゆっくり溜まりゆっくり回復する
心の疲労はよほどの強いストレスでなければ急激に限界を迎えることはありません
なのでじわじわと疲れが溜まっていき長い期間を経て限界を迎えます
その間に時々心の疲れが回復できれば良いのですが心の疲れは一日や二日程度休んだくらいでは回復しきれません
長く積もった心の疲労は長い期間の回復期間が必要なのです
心の疲労の回復方法
体の疲れと違って眠っているだけでは回復しずらいのが心の疲労の特徴です
心の疲労の回復方法を具体的に見ていきましょう
心の疲労の原因から離れる
まずは自分の心の疲労の原因を知っておきましょう
仕事であれば仕事の内容がストレスだったり、人間関係が問題だったり、はたまた通勤時間の長さが問題だったりします
家庭環境であれば家族間の問題であったり、家事の煩雑さのストレスだったり、隣人の生活音がストレスだったりします
その他にも心の疲労に繋がるものに、良くない生活習慣などがあります
例えばテレビの見過ぎやネットの使い過ぎなどは脳へのストレスですので極力避けた方が良いでしょう【参考】情報という刺激が知らないうちに脳を疲れさせている
その他にもお酒やタバコなども睡眠の質を落としたり体への悪影響からやめておいた方が良いでしょう
それらの問題が分かったら一つずつ改善できる点をみつけていきましょう
例えば家庭環境が問題であれば家族と接する時間を今より減らしてみるとストレスは比例して軽減できます
生活のリズムを整える
睡眠時間は7時間程度とり毎日同じ時間に起床するようにしましょう
体内時計が一定だと脳内の負担が減るので結果的に心の疲労を軽減できます
それと同じように食事の時間も同じ時間に摂るようにしましょう
適度な運動をする
体の疲れをとるには休養が必要ですが心の疲れをとるには運動することが大切です
運動を定期的に行っている人は運動をしていない人よりストレスが軽減されます
運動は趣味のものがあればそれが一番ですが、おすすめはウォーキングです
有酸素運動を30分ほど行えて日光を浴びることでセロトニンも生成でき、日頃行かないところに行くと新しい発見もできるので脳の良い刺激にもなります
まとめ
心の疲労は日頃見落としがちですが、溜めこみ過ぎて体を壊してしまったら回復するのに長い期間がかかります
まずは自分の心の疲労の原因を知って、次にどのように改善をしていくか、そして日頃から心の疲労を回復する生活習慣を実践していくことが大切です
あなたの体はひとつですが、あなたのこころもひとつです
体を大切にするように心も大切にしていきましょう