私たちは常識というものに縛られて生きています
学校に行きなさい、勉強をしなさい、大人になったら働きなさい…
それらの全ては常識という圧力で押し付けられてきました
ですが現代は不登校や不景気によるリストラ等でそれまでの常識というものにはまることが難しい世の中になっています
この機会に「常識」というものを改めて考えて自分にとって何が大切なのか考えてみましょう
常識とは過去のもの
今、常識だと思われていることは数十年前ころに作られたものがほとんでです
例えば学歴社会と呼ばれていた30年ほど前は勉強をして成績を上げていけばそのまま収入の高さに繋がっていました
その頃は「勉強をする」=「優良企業に就職する」=「幸せになれる」が常識でした
なのでそのころをを経験した今の40代、50代の人たちは自分の子供に勉強をすることが幸せになることだと教えるのです
ですが30年前の常識は今の常識ではありません
90年代の常識は2021年の常識ではないのです
ここで1つ考えてみてほしいことがあります
1960年ごろの常識が1990年ごろの常識と同じだったかどうかです
男性は仕事にだけ専念し女性は家事と育児をすることが常識だった時代でした
60年代のその「常識」と90年代の「常識」が変わっているように90年代の「常識」と2021年の「常識」は変わっています
常識は更新し続けないといけない
私たちの常識というのは初めは親から教わります
「お箸をきちんと使ってご飯を食べてね」、「おもちゃで遊んだら片付けてね」などです
そのうち学校に行きだすと先生から「お友達と仲良くしましょう」とか「宿題をしましましょう」ということを教わります
それらが何度も頭に刷り込まれて私たちの常識になっているのです
ですがそれらが頭に入ってきたのは何十年も前の事です
その常識がそのまま今の常識と同じとは言えません
昔は子供は道で会う人にあいさつをしましょうと言われていましたが今では防犯上の問題で知らない人にあいさつをしないようにしましょうというのが当たり前になっています
このように私たちが子供の頃に刷り込まれた「常識」というものは変化していっているので更新が必要です
真っ先に見直しておきたい「常識」
私たちの「常識」で優先的に見直していきたいものは私たちの幸せに関することです
例えばあなたは「お金をたくさんもっていると幸せ」という「常識」をもっていませんか?
バブル経済の頃はお金がステータスでありお金が幸せを与えてくれるものでした
ですが現代では幸せはお金だけでなく時間と心が合わさっていないと成り立たないものだと分かってきました
例えばお金をもっていてもお金を有意義に使う時間が無ければ幸せではありませんし、お金があっても心が貧しい人は幸せにはなれません
まずは自分が幸せになるために必要な「常識」を更新していきましょう
変わってしまう常識の一部
常識は日々変わってきていますがその一部をあげていきます
【終身雇用の崩壊】
近年業績が良い一部上場企業でもリストラを率先して行っています
理由は人口減少により社内の年配の社員の比率が高くなるのを嫌って早めに人員整理を行っているからです
30年前の経済の拡大期では考えられなかったことです
【物への依存度の減少】
以前では物があることが幸せで他人と比較する対象が物でした
ですが今は高価なものを持っていることが幸せであるという時代から精神面での幸せを大切にする時代になってきました
若者は車離れや高級ブランド離れをしていて、物ではなく心が満たされる友人との時間や経験ができる旅行をすることなどに価値が移行してきています
【人との繋がりの取捨選択】
以前は地域の繋がりや親族間の繋がりが強く自分で繋がる人々というのを選べませんでした
ですが婚姻率が下がっていることや親の老後を看ないといけないという概念が希薄になったことで繋がる人というのを選びやすくなっています
SNSなどで自分の繋がりたい人と繋がれるのも一つの要因です
「常識」の檻から出てみる
私たちの頭の中は常識で縛られています
ですが私たちが何十年も生きていくうちに常識は何度も変化していきます
私たちが過去の常識に縛られていたら私たちは不利益を被ってしまうことがあります
全ての常識を変えないといけないと訳ではありません
少なくとも私たちの幸せに繋がる「常識」だけは最新のものにしておきましょう