私は幼少の頃から心が弱いことがコンプレックスでした
些細なことで傷ついたり周りの人たちの言動に怯えて生きてきました
友達がからかって言った言葉を何年も引きずったり親から怒られたことが何年も忘れられなかったり大人数の中でいると何を話していいか物凄く考えてしまって何も話せなかったりしていました
とても傷つきやすくて豆腐のようにつついたらすぐに崩れてしまうような心の弱さでした
私は自分の心の弱さが嫌でしたし心が強い人がうらやましいと思っていました
心が弱い人は敏感で繊細な人
数年前に自分の心の弱さがどうにも嫌になりネットで心の弱さを調べていた時に刺激に敏感な人(HSP)という記事を見つけました
感受性や共感力が高くて物事を深く考え、ささいな刺激に敏感な人たちが5人に1人いるというものでした
その記事を読んで自分の心の弱さの原因が分かった気がしました
そして気持ちが軽くなった気がしました
私だけがおかしいのではなくて世の中には私のように感受性や共感力の高さで苦しんでいる人が一定数いるのだということを知ったからです
敏感で繊細だからできたこと
私は昔から感受性や共感力の高さを感じることが多々ありました
人の気持ちを他の人より敏感に感じることです
例えば不機嫌な人がいるとすぐに気が付いて自分が何かしないといけないのかなという気持ちになったり、何も話さなくても相手の顔を見るだけでその人の気持ちが分かることなどです
あの人は今不機嫌なのかなと他の人に相談すると気にしすぎだよと言われることも度々ありました
人の感情を人一倍感じることができるのは辛い事もありますがメリットの1つかなと思います
繊細なことでメリットと言えば何か一つのことを考える時に他の人よりも深く考えることができるのが良いことかなと思います
常に人や周りの出来事に敏感なので他の人が気にもとめないことを感じ取って深く物事を考えることがあります
心は強い弱いではなくて繊細か鈍感
私は子供の頃から心が弱いと言われてきました
「心が弱いから人と同じことができないんだよ」
「そんなことでおどおどして情けないやつだな」
そんなことを言われ続けて私は駄目な人間なんだと思うようになっていました
心が弱いから駄目なんだ、強くならないと駄目なんだ
そんな固定概念に縛られていました
ですが大人になりたくさんの経験や知識を得て心は強い弱いではなくて繊細か鈍感かなんだと知りました
心が繊細だからできないこともあるけど他の人ができないことができることもある
反対に心が強い人は強いのではなくて刺激に鈍感なのだと思うようになりました
心が強い人はメリットもあるけど心の繊細な人の気持ちを理解できない鈍感な人なんだと思ったら心が強いことをうらやましいと思うことはなくなりました
ありきたりの言葉ですが人は皆特別な存在なんだと思います
誰が優れていて誰が劣っているということではなくて皆それぞれの個性があるだけなんだと思います
心が繊細で傷つきやすい私も1つの個性と思って卑下することなく生きていきたいと思います