私達は物心ついた頃から皆平等だということを教わりました
人を差別してはいけません、人は皆平等なのです
そのような理想論を教職者から刷り込まれて私達は不平等なものに嫌悪感を感じるようになりました
お金持ちはなんとなく良く思えない、貧しい人はかわいそう
ですがそもそも生まれてきた時から人は平等ではありません
男の子なのか女の子なのか、裕福な家庭なのか貧しい家庭なのか、都会なのか田舎なのか…
私たちは生まれてきたときにそれぞれ環境や才能や個性の違いを持っているのです
自分がどんな個性や環境で生きているのか知っておく
物心つく前はみんな生きている環境は同じだと思っていたのに少しずつ大人になっていく過程で人それぞれ違うんだなということを知っていったと思います
それと同じように自分を俯瞰で見て自分はどんな個性でどんな環境で生きてきたのか知っておくことはこれからの人生でとても大切です
例えば自分は背が高いのか低いのか、健康なのか病気がちなのか、何か才能を持っているのかいないのか…
それらを1つずつあげていきそれをリストにすると自分の配られた手札が分かります
そして手札が分かるとこれからの人生の生き方が分かってきます
持っていない手札で戦わない
昔から言われている言葉で「努力は裏切らない」というものがあります
ですが自分が持って生まれなかった才能は後で努力で身につくことは難しいです
例えば足が速い人と遅い人が同じ時間足が速くなる努力をしたら差は縮まりません、かといって足が遅い人が足が速い人よりたくさん練習をしたからといって足が速い人と同じ速さまで上達するとも限りません
ようするに持っていない才能の手札で戦っても報われることはなかなか無いということです
持っている手札を組み合わせて何ができるか考える
生きてきて私たちはいろいろな種類の手札を配られているはずです
その手札がすごくメリットになるものだったり、反対にデメリットであったりと様々です
その配られた手札を組み合わせて自分の人生の方向性を決めていくと人とは違う自分の生き方ができます
例えば「妄想が好き」という手札と「文章を書くのが得意」という才能の手札を持っていれば小説家や作家になるという方向を見つけることができます
反対にデメリットの手札を組み合わせることもできます
「人とのコミュニケーションが苦手」という手札と「都会が苦手」という手札を組み合わせて農業をすることや自給自足の生き方を目指すという方向もみつけられます
なので自分の持っている手札の種類をたくさん知っているほど自分の生き方の方向を見つけやすくなります
例えば「コミュニケーションが苦手」、「一人が好き」、「手先が器用」、「こつこつ物事をやり遂げられる」、「人と同じことをするのが苦手」という手札が配られていたらこの手札でサラリーマンになって営業職を目指そうとは思わないはずです
この手札なら漫画家や芸術家、会社員なら研究員などを目指した方がいいでしょう
手札を知っておく、そして手札をくみ合わせて生き方を決める
私たちは人より劣っていることが良くないことだと思う考え方をしています
ですが間違いなく多くの人が人より劣っている手札を持っています
その数が多いか少ないかだけです
その手札を見ないで自分の人生を考えることはできません
今一度自分に配られている手札をしっかりと思い浮かべてみてください
あなたに配られていない手札で生きていこうとしていませんか?
その様な生き方は自分を追い込んでしまいますし、長続きしません
この機会にあなたの手札を見直してあなただけの手札の組み合わせを作りましょう