世の中には人の痛みや苦しみを自分のことのように受けとめてくれる優しい人たちがいます
その人たちはいろいろな経験や環境から人の気持ちを読み取る力がついた人もいるでしょう
しかし生まれつき、人の気持ちを敏感に感じる力をもって生まれてきて人もいます
では生まれつき繊細で人の感情に敏感な人とはどういう人なのでしょう？
生まれつき繊細な人「HSP」
人の感受性の強さはみんな同じではありません
外見が皆違うように感受性の豊かさも人それぞれ違います
感受性が豊かで特に敏感な人を指す言葉に「HSP」という言葉があります
近年書籍やメディア等でHSPという言葉を目にすることも多くなり認知度も高くなってきています
HSPとはHighly sensitive personの頭文字で高い感受性をもつ人のことをいいます
HSPとは生まれつきの気質です。後天的に得るものではありません。
勘違いされやすいのがHSPが何か精神的な病気の一種だと思われていることです
HSPとは単に刺激に対して敏感であるというだけで病気ではありません
ただ刺激に敏感ということはストレスも敏感に感じてしまうのでうつ病などの原因にはなることはあります
そういうこともありHSPと聞くとマイナスイメージと感じられることもあります
しかしHSPには他の人にはない素敵な力があります
HSPの素敵な能力
HSPの特徴に共感力というものがあります
この力は人の表情を見たり声色を聞いたりするだけで相手の感情を感じ取ることができます
なので気が合わない人といるときはとても気疲れしますが、心の底から信頼しあえるパートナーや友人といるときは誰よりも幸福感を感じられます
他にも表情を読み取る力が強いので相手の求めていることがすぐにわかり親切にしてあげたり、優しさを与えてあげたりすることができます
優しさや相手への理解力の高さは仕事やいろいろな人との繋がりでは強みになります
その他の良いところは些細なことにも感動を感じられます。例えば道端に咲いている小さな花や季節の移り変わりの風の匂いなどにも深く感動を感じます
ささやかな幸福感を感じられる力はHSPの素敵な能力です
まとめ
もしあなたやあなたの周りの人がHSPだとしたらそのことで気を落とすことはありません
HSPは病気でなく単なる生まれつきの気質です
あなたの心の持ちようによって敏感な気質があなたを苦しめることもありますし、あなたを幸せにしてくれることもあります
しっかりと正しいHSPの知識をもってあなたらしいあなただけの人生を歩んでください
