近年は新社会人の3割以上の人が3年以内に仕事を辞めるというデータがあります
すぐに仕事を辞めることが昔に比べて特別なことではなくなっています
それだけ仕事を辞めることに対するハードルも下がっていますし、仕事を継続することの難しさも高くなっているのだと思います
今回は仕事を辞めたいと思った時にどうするのがいいのか具体的な選択肢を知っておきましょう
仕事をすることの意味
まず私たちがなぜ仕事をするのでしょうか?それは大きく分けて2つの理由があります
1つは収入を得るためです
極端に言えば生きていくだけのお金を持っていれば仕事はしなくてもいいということです
もう1つの理由は社会の繋がりのためです
繋がりとは人との直接の繋がりという意味もありますし、人から必要とされているという精神的な充足感というものも含まれます
他にも仕事のステータスや親からの継承などといったものもあります
要するに仕事はこの2つの理由が無ければ無理には働かなくて良いことになります
仕事を辞めたいと思った時に考えること
多くの人が仕事を辞めたいと思ったことはあると思いますが、その理由は様々です
その理由によって自分がどのように行動するのか変わってきます
仕事を辞めたいと思う理由ごとにどのようにしたら良いか考えてみましょう
仕事の内容が合わない
仕事に全くやりがいを感じなかったり、反対に自分の技量に合わないほどの仕事量だったりして仕事が合わないと感じることがあると思います
その時に考えるのは仕事をする意味です
仕事は収入と社会の繋がりのためにするものだと言いました
仕事の内容が合わないというは社会の繋がりの部分で不満があるということです
ですが反対に言えば収入には問題が無いのかもしれません
仕事の内容に対する不満と収入の安定を天秤にかけて考えてどちらが自分にとって大きいものか考えてみましょう
仕事が合っていないと感じていても収入に満足していれば仕事以外のことで自分の幸福感を満たせることもあります
人間関係が合わない
仕事の多くは人と関わって行うことが多いものです
なので人間関係で悩む人も多くいますし、人間関係で仕事を辞めたいと感じる人もいるでしょう
人間関係で悩んでいる時にまず考えることは心が苦しくなっているかどうかです
嫌な上司やお客さんがいたり同僚と合わないことで心がいっぱいいっぱいになっているのならば仕事を辞めることを考えておきましょう
昔ならば人間関係で苦しんでいると言ったら甘えていると思われていたと思いますが、現代では人間関係の苦しさはうつ病になるくらい深刻なものです
さらに人間関係が悪いと仕事のパフォーマンスも悪くなるので長い目で見るとその職場で仕事を続けるのは良くないかもしれません
給料が安い
給料が自分が求めているものより安いと感じる時も仕事を辞めたいと感じると思います
ですが給料が安いからといって次の仕事を見つける前に辞めてしまうとさらに待遇の悪い仕事に就く可能性があります
待遇面を改善したくて仕事を辞める時には在職中にさらに良い会社に勤められるように準備をしておく必要があります
資格を取得することや今いる会社で人脈を作ることやキャリアを積んでおくことなど事前準備が必要です
給料面での不満で仕事を辞めようと思っているときにはしっかりと期間を設けて準備をしてから辞めるようにしましょう
仕事にやる気が起きない
仕事にやる気が起きない原因は自分にとって仕事が簡単すぎることだったり単純すぎたり、裁量権が全く無かったりするときにやる気が起きなくなります
仕事は適度な責任と裁量権があるとやる気が感じられます
何となくやる気が起きないと感じる時は責任のある仕事を受けてみたり自分で裁量をふるうことのできる仕事をするようにしてみましょう
仕事を辞めなくても取り組みを工夫してみることでやる気は起きてきますので仕事を辞めるのは少し待ってみるのが良いでしょう
仕事の選択肢は複雑になっているから仕事を辞めることは常に考えておく
近年では終身雇用が無くなりつつあり、生涯1つの会社で勤めるというのが難しくなってきています
会社が倒産したりリストラや早期退職を迫られたりして自分が望まなくても仕事を辞めないといけない場合もあります
仕事をいつ辞めることになってもいいようにキャリアを積んで次の仕事にスムーズに移れるようにしていきましょう
将来は多くの人が60歳以上まで仕事をしなくてはいけない現状なので自分の人生設計の中に転職とキャリアの積み方を入れておくようにしましょう