あの人と比べて私は家事ができていない、あの人のように容姿に魅力がないから積極的になれない、あの人より私は仕事ができないからもっと頑張らないといけない
そんな気持ちにとらわれてしまって、自分の限界以上に頑張ってしまったり、自分を卑下してしまうことはありませんか?
自分らしく生きていきたいと思っているのにいつの間にか自分と他人とを比較してしまい他人軸で物事を考えてしまう…
もしかすると自分らしく生きていけないのは承認欲求にとらわれてしまっているからなのかもしれません
そもそも承認欲求とは?
承認欲求とは他人から認められたいという欲求です
例えば学校の成績を上げて親や友達から頭がいいと思われたいとか、仕事の成績を上げて上司に褒めてもらいたいとか、他人から認められることで満たされる欲求のことをいいます
承認欲求は特別な人にだけある欲求ではなくて大多数の人が持っている基本的な欲求です
承認欲求そのものは悪いものではありません。親に褒めてもらいたいから勉強をするとか、上司に認められたいから仕事を頑張るという気持ちは努力をしようというモチベーションになります
しかしそれだけにとらわれすぎると自分らしく生きるということを見失い生きることが苦しくなります
人から認められるから自分が認めてあげるに変える
まずは自分が苦しくなっている原因が他人と比較していることにあることを自覚してみましょう
例えば「私はなぜこんなこともできないのだろう?」という気持ちがわいてきたとします
その気持ちは比較する他人、もしくは自分の中の他人像があるのでそこと比較して自分の方ができていないと感じてしまいます
ならばもしこの世界に自分一人しかいないのであればそこまで自分を卑下することがあるでしょうか
比較する対象や認めてもらいたい相手がいなければ自分の限界以上に自分を追い詰めたり自分を卑下することはないでしょう
それならば比較する対象を自分に置き換えてみたらどうでしょうか
テストの成績も他人と比べるのではなくて過去の自分と比べてみてどれだけ上がったのかと思えたらどれだけ気持ちが楽でしょう
あの人は数学が90点なのに私は60点しかとれていないと考えるのではなくて、半年前はこの問題は難しくて解けなかったけど今は解けるようになったと思えたら自分が誇らしく思えるはずです
なかなか急に自分の中の比較対象を変えるのは難しいかもかもしれません
しかし全てのことを他人と比較することをやめるのではなくて、自分の中で苦しいと思っていることだけ他人と比較することをやめてみたら今より心は楽になるでしょう
まとめ
人に認められたいと思う欲求は頑張れるモチベーションになるので悪いことではありません
でも自分らしさを抑えてまで他人と自分を比べる必要はありません
もし人と自分を比べて苦しいと思うことがあるなら比較することをやめてみるか、もしくは過去の自分と比べてみると少し心が軽くなると思います
承認欲求の檻から出て自分らしさを大切にしましょう